代表行政書士の茂木です。(´・ω・`)
弊所でサポートさせて頂いた許可事例です。ご参考になれば幸いです。
【概要】警備業/顧客管理での採用/(2020年)/(更新)
「入管から追加資料の請求がきて、何を書いて提出すればいいのかよくわらん。こんなにメンドくさいのビザって?代わりにやってくんない?」とご相談がありました。
詳しくお話しを伺うと「警備会社での採用、初めての外国人採用、営業・顧客管理での採用、申請人転職での更新・・・など」という事でした。さらに、「入管から電話があって、役職ありにしては給与が少なくないか?って言われた。」とのことでした。
最初の申請では、会社様が自社で書類を作成・申請されていて、当職は追加資料請求への対応という事でご依頼いただきました(こういうご相談、ご依頼はけっこう多いです。)。
途中からのサポートは、始めから当職が申請したよりも、はるかに気を使います。最初の申請をお客様が行っていますので、作成された申請書や採用理由書の内容など、検討不足が多々存在するからです。これを追加提出資料のなかで、上手く修正、補正していかなかればなりません。さらに、提出期限もあるので(大体10日程度。)これが当職にはとても厳しいです。(;´д`)トホホ
本件で問題になりそうだったのは、入管様からわざわざお電話にてご指摘された「 役職ありにしては給与が少なくないか? 」でした。採用理由書は、採用に至った経緯や考えがよく書けており、問題無さそうでした。ただし、入管様より「申請人の職務内容をもう少し詳しく。」とも言われていました。
そこで、さらにお客様にヒアリングをし、給与は業界平均水準であること、職務は営業・顧客管理及びマーケティングであること、給与を増やそうと思えば少しは増やせること、など聞き取りできました。その後、ある程度の事実確認を行い、ヒアリングとの整合性が取れましたので、事情説明書の作成サポートに入りました。
本件に限らず、お客様供述の事実確認は、大体以下のように進めていきます。
- 会社様から提供された資料の確認
- 会社様HP確認
- 業界HP確認
- ハローワークなど業界求人確認
- 既出の入管資料(過去申請もあれば)の確認
- 職務内容に関連する資料の確認
- 上記資料を踏まえて、さらにお客様へヒアリング
入管からは、「役職ありにしては給与が少なくないか?」「職務内容をもう少し詳しく。」と要求されていましたので、その事情や、また、変更点など詳しく疎明資料と共に説明しました。
無事、更新許可が頂けました。が、結局、会社給与規定を改訂して、給与を少し増やすことになってしまいました。(申請人は喜んでいるだろうけど。)
追加資料請求の対応で途中からサポートするのですが、上手くサポートできる場合もあれば、最初の申請の内容との整合性を全く取れない場合もあります。後者の場合は、追加資料提出の段階で、申請内容を事実に即したものに修正します。なぜこのような大幅な修正などが生じたのかを丁寧に説明していくしかありません。
申請内容の虚偽はもちろん、虚偽?と取られそうな「盛りすぎ」にも注意しましょう。まぁ、盛りたくなる気持ちも分からんでもないけどね。(*^-^*)