(許可事例)社会人経験なしで留学ビザから経営・管理ビザへの変更

投稿者: | 2021年12月19日

代表行政書士の茂木です。 (´・ω・`) 最近、フォートナイトばかりやってます。

弊所でサポートさせて頂いた許可事例です。参考になれば幸いです。

【概要】社会人経験ゼロの即独/借金スタート/留学から経営・管理への変更

 お客様との最初のご相談の時に、

当職「いきなり独立っすか?アルバイト経験だけですよね?考え直したほうがいいいと思いますけど・・・・。」

お客様「いえ。自分でやりたいんです。自信あります。」

当職「いや~。自営業はけっこうキツイですよ~。せっかく専門学校も卒業するんだから、どこか就職して技術ビザで3年くらい働いてからの方が良いと思いますけど・・・お金も貯まりますし・・・・。」

お客様 「う~ん・・・・。いえ。自分でやりたいんです。自信あります。」

当職「・・・・・・・ふむ。(;一_一)」

というような押し問答を経て、結局、経営・管理ビザへの変更をトライする事になりました。その自信は一体どこからくるのか?と、誰もが思うであろう疑問を抱えながら、(まぁ、そういう奴キライじゃないけど、)とりあえず、許可に必要な事項を説明させて頂きました。

 一般的に、留学から経営・管理への変更は難しいと言われていますが、以下の事項に留意して開業準備を行い、申請書類を作成していけばよいと思います。

  • 申請者本人が経営権を握っている事。(黒幕なし。)
  • 留学生なので開業資金をどのように工面したのかをしっかり説明できること(違法な収入は一切ダメ。)。
  • 500万円の事業規模を維持している事。
  • 事務所は、独立性(プライバシー等)が確保されている事。
  • ビザの変更なので、それまでの日本在留歴(税金等、過去の申請内容等)に留意する事。
  • 事業計画書は、詳細かつ具体的に作成する事。
  • 申請人本人の学歴、アルバイト歴、人脈などの経歴で、ビジネスに役立ちそうなことは全てプラス事項として考慮する事。
  • 入管の経営・管理ビザの審査は、上記項目の「実態確認(本当に存在しているのか?)」であることに留意すること。(最近、行政書士これで捕まってましたね。)

 細かいことをいえば、上記項目のほかにも留意事項はたくさんありますが、重要なところでいくと、こんな感じかと思います。

 そして、お客様に上記の内容を伝え、しっかりと準備が行われているのかを確認しながら、申請書類の作成を行っていきました。

 結果は許可でした。入管より追加資料を要求されましたが、すべて「開業資金」に関する事でした。どのように工面した開業資金であればOKなのかは、ご相談時に、口を酸っぱく何度も何度もお客様に伝えていましたので、特に問題なく許可を頂けました。

 留学ビザから経営ビザへの変更も大変ですが、お客様にとっては、正直、こっからが本当の地獄です。どんな業種でもそうだと思いますが、会社経営、特に開業時は苦労しますよね。毎日通帳とにらめっこですよ。資金繰りってやつですね。(´∀`*)ウフフ 挫けず、腐らず、諦めずにって応援しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です