代表行政書士の茂木です。(´・ω・`)
弊所でサポートさせて頂いた許可事例です。ご参考になれば幸いです。
【概要】経営管理ビザ(親)/家族滞在ビザ(子)/(認定)/(2020年)
「日本を拠点にビジネス展開していきたいので、経営管理ビザが欲しい。そんで、子供も一緒に入国したい。」とご相談がありました。実際のご相談は、まず経営管理ビザありきで、その申請直前に、突然「子供も一緒に日本に連れていきたい!」と言われました。
そういうことは早く言ってよ~ (-_-;)プー・・・・と思いながら、準備を進め、結局、経営管理ビザ申請後1ヵ月後にお子様の家族滞在ビザも申請しました。
「日本で仕事が決まったので、子供たちと一緒に日本へ移りたい。」という要望はたくさんあります。当然の気持ちであり、当職としても、親が先に来日して半年くらい日本在住の実績を作ってから家族を呼び寄せる、という単身赴任の寂しい状況は、なるべく回避できればと思います。ですが、少し難しい面もあります。
このような場合の一番の問題点は、「これから日本で働くので、就職先会社はしっかり給料を払えるのか?払い続けられるのか?家族の生活費を確保できるのか?」です。この件に関する入管様の審査基準は、正直よくわかりませんが、おそらく以下のような事を考慮されているのではないかと予想します(入管から要求される追加資料等から推測。)。
- 日本での就職先会社の状況(創業、業種、財務、規模、従業員数、資本金、決算状況等々)
- 予定給与
- 申請人(親の)経歴
- 申請人(両親の)現在の経済力
- 日本での扶養計画
したがって、申請の際には、上記項目が問題ないよということを証明・疎明すればよいと思います。そして、このような申請の難易度は会社カテゴリーで判断すると以下のようになると思いますので、難易度が高いほど、立証資料を多く集めて申請に臨みます。もしも不許可になってしまったら、残念ですが、やはり親だけ先に来日して、最低でも3か月間の給与受取実績を作る必要があります。
- カテゴリー1、2会社 → 特に問題なし → 易易易
- カテゴリー3会社(中堅会社) → 易易
- カテゴリー3会社(創業10年以内) → 易
- カテゴリー3会社(創業2~3年) → 中
- カテゴリー4会社(新規会社) → 難
- 経営・管理ビザ → 難難
本件は、結局許可を頂けましたが、入管様にTELしたら
入管様「通常と異なる案件で、ちょっと難しいので少し審査が時間かかってます。」と言われました。当職としては、
当職「んなこたぁ、わかってるわ!それを補う資料ぜんぶ出して、不許可にする理由なんて何もないんだから、早く許可出せやぁーオラァーーー( `ー´)ノ」
と思っていましたが(お客様に、許可はまだかまだかと無茶苦茶滅茶苦茶毎日言われていましたので・・・・。)
当職「承知しました。お客様にもそのようにお伝えします。お手数をおかけしますが、宜しくお願い致します。」と丁寧に電話を切りました。まぁ社会人の鑑ですね。(´∀`*)ウフフ